Datorama Japan/デートラマジャパン公式ブログ

デートラマジャパンの公式ブログとして、最新事例、ニュースを発信

クライアントが、新型コロナウイルス感染症に関するレポートをDatoramaで見る理由

今回のブログ記事は、R&P Partners シニア・マーケティング・アナリストのマーク・サンダーマイヤー氏とDatorama Marketing Championから寄稿いただきました。


新型コロナウイルス感染症による混乱で、すべての業界でサービスが立ち行かなくなり、消費者へのメッセージが変化しました。ブランドにも広告代理店にも、大きな打撃が出ています。非常に短期間で多くの混乱が起きる中、広告主企業では、少しでもリアルタイムに近いタイミングでデータにアクセスする必要が出てきました。独立ブランド・イノベーション・エージェンシーであるR&P Partnersのクライアント企業の中での、2社においての対応についてご紹介します。

1つ目はヘルスケア業界のクライアントです。彼らは今回の混乱が生じてすぐ、自社のクリエイティブのメッセージを新型コロナウイルスに関連したトピックに変更し、その後メディアパフォーマンスとコミュニティトレンドの反応をモニタリングしています。

もう1つは観光産業のクライアントです。旅行業界が数ヶ月も先の見えない状況に陥る中、観光客が戻る可能性の高い時期を見極めるため、業界トレンドとデータをモニタリングしています。

 

この2社にとって、Datoramaでデータを追跡することは今後の長期的な健全性を保つために欠かせないことです。

例えば長期目標の1つとして、業界リーダーになることを掲げるヘルスケア業界のクライアントは、新型コロナウイルスに関する最新のメッセージや情報を顧客に届け、新型コロナのトレンドの最前線で企業の存在感を示すことで、「信頼と価値のある情報ソースの企業」という立ち位置を築くことに成功しました。

また、感染の兆候トラッカーなど、感染危機に対するツールを作ることで、コミュニティ内において信頼関係を構築できました。このような信頼の基盤を作ったことで、ヘルスケア業界が今後通常の業務に戻った際に、患者と十分なコミュニケーションが取れるはずです。
一方、観光産業のクライアントについてです。まず観光指標はこのコロナ禍で非常に不安定になっています。クライアント企業の長期的な健全性は、適切なタイミングで旅行客にメッセージを発信し、観光ビジネス復活の後押しをできるかどうかにかかっています。

ヘルスケア業界のクライアントと似ている点もあり、こちらでも潜在的な観光客に広告やメッセージを信頼してもらい、十分な情報のもとに今後の意思決定をしてもらいたいと願っています。

R&R内部のメディアチームとアカウントチーム、そして弊社のクライアント企業は、Datoramaのダッシュボードを利用してコラボレートすることができました。

メディアチームは、新型コロナウイルス関連のトレンドをモニタリングすることで、メディアメッセージが効果を発揮する時期や、機能するクリエイティブを見極めることができました。この作業は、メディアが復活した際にどのクリエイティブメッセージがより効果的なのかを判断する手助けにもなります。

営業チームにおいては、ダッシュボードによって、ビジネスの全体的な視点をまとめることができています。 

不安定な状況において、クライアントとのコミュニケーションのあるべき姿を把握することができました。最終的にはクライアントがダッシュボードにアクセスできるようになったことで、広告代理店としての透明性を高めることができました。

そして、実行力のあるパートナーであることを理解してもらうことができました。

一方で、クライアント企業側では、コロナ禍での意思決定を行うにあたり、主要なトレンドを見やすいフォーマットで確認でき、多くの情報のもとに意思決定を行うことができるようになりました。

新型コロナウイルス感染症のトレンド把握に使われたDatoramaの主要なデータソース:
  1. Google Trends

一般的に利用可能なデータであっても、コロナ禍でのデータ把握における主要なコンポーネントとなるものがあります。その中でもアクセスが簡単で一般的に開放されているソースがGoogle Trendsです。

Google Trendsでは、人々が検索している物事の傾向を見ることができます。それにより、潜在顧客が現在念頭においているトピックを理解でき、消費者心理の中で何に注目が集まり、何から注目がそれているかを把握できるのです。

DatoramaでGoogle Trendsのデータを使用する方法はいくつかあります。私たちは、いくつかのクライアントに向けて、自動アップデートされる埋め込みウィジェットを提供しています。この方法では、追跡したい単語を決めると、その単語の状況が自動更新されて確実に把握できるので、マニュアル作業の手間を省くことができます。

また別のクライアントに対しては、Google TrendsのデータをGoogle Sheetに書き出し、時間の経過とともに傾向を伝えています。

 

  1. ソーシャルリスニングのデータ

弊社が使用している一般的に使用可能なデータソースの一つには、弊社プラットフォームのCrimson Hezagon(クリムゾン・ヘキサゴン)を活用したソーシャルリスニングもあります。

ソーシャルメディアでの会話を集計し、どんなトピックがトレンドに上がっており、人々がそのトピックについてどのような会話をしているのかを見ることができます。データのメインソースとなっているのは投稿がパブリックに閲覧可能なツイッターです。

前述のヘルスケア業界のクライアントは、1つの地域において新型コロナウイルス関連の単語を含むすべての会話をモニターするために、ソーシャルリスニングを使っています。そこから私たちは会話のタイプを「前向き・中立的・否定的」とダッシュボードに分類し、また同様にトピックの波と主要な投稿を表示しています。

観光産業のクライアントに対しては、旅行を目的にした大量の会話をモニターしました。投稿は「旅行に行きたい」「今、旅行に行こう」「安全になるまで旅行は待とう」と分類しました。さらに、パンデミックが終わってからやりたいことを分析するため、旅行にまつわる会話のトピックにも注目しました。

  1. 航空会社のデータ

観光産業のクライアントに対しては、別のデータソースとして航空会社のデータを使用しました。人々が旅行を再開する時期をモニターするには、旅行会社のデータが重要な指標になります。異なる都市から観光地に向けた飛行機の座席数の傾向を、それぞれの地域からの観光需要が上昇するタイミングを見極める指標として利用しました。

さらに、全体のフライト数と空席状況にも注目しました。

  1. クライアントデータ

最後に紹介するのが、パンデミックの把握に重要な役割を果たしてきたクライアントデータです。ウェブサイトのオーガニック訪問回数とその傾向が、この数ヶ月でどのように変化してきたのか、それを追跡するのに非常に優れたソースが、Google Analyticsです。

Google Analyticsは消費者の関心が戻る時の初期の指標であり、同時に人々が何を求めているのかを見ることができます。

そのほかに優れた指標としては、メディアパフォーマンス指標が挙げられます。

ヘルスケア業界のクライアントは、新型コロナウイルス関連のメディアで異なるトピックで発信しました。その結果をDatoramaのAPIを経由してメディアプラットフォームのエンゲージメント指標で見ると、消費者がどのようなメッセージに関心があるのかを把握することができます。

観光産業のクライアントに関しては、私たちが旅行や旅行先に関する独自の調査データを持っており、それをDatoramaに組み込んで意思決定をしてもらっています。

 

Datoramaを利用することで、R&Rは異なるタイプのデータを取り込むことが可能になっています。そのおかげで、新型コロナウイルスの傾向が、マーケティングの意思決定にどのような影響を与えるのか、全体を俯瞰した見方ができるようになりました。

そして、観光産業とヘルスケアという大きな影響を受けた2つの業界において、クライアントのビジネスを安定させ、最終的には彼らの成長も後押しすることができました。


ニューリアリティ下でマーケターがDatoramaをどのように利用できるか、具体的なコツや手法については、 こちらのウェビナーをご覧下さい。

 

お問い合わせはこちら

 

blog-jp.datorama.com

 

blog-jp.datorama.com