マーケター、CMO、経営者がSaaS型BIツールを選ぶ時の落とし穴とは?/ポイント1:APIの数に惑わされない

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先週からスタートしたシリーズ「マーケター、CMO、経営者がSaaS型BIツールを選ぶ時の落とし穴とは?〜確認すべき9つのポイント」。早速、それぞれのポイントで、何を確認すべきかみていきます。まずポイントその1「APIの数に惑わされない」です。

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  1. APIの数に惑わされない

マーケティングテクノロジーは日進月歩で急速な成長をし、毎年次から次へと新しいテクノロジーとプラットフォーム、チャネルが生まれ、データソースは増大の一途を辿っています。いくら既存コネクターが豊富でも、こうした新しいデータソースをタイムリーに追加できなければ、BIを導入した意味がありません。

APIが500以上ありますという言葉に惑わされてはいけません。

肝心なのは、現在主要なマーケティングソースのAPIがどれだけあるか、です。

あるツールは、500以上揃えていると言いますが、マーケティング向きには80ちょっと。さらに、今やデジタルマーケティングに必須のGoogle Adwords, Doubleclick、Sizmek、Yahoo! Japanのスポンサードサーチ、Yahoo! ディスプレイアドネットワークのAPIを持っていないのです。これでマーケティング向き、と言えるでしょうか?

一方で「新しく追加可能」と言われるかもしれません。これも、サービス提供側がユーザー全員に提供してくれるなら問題はありません。でも、マーケティングに特化していないBIベンダーでは、マーケティング用API開発が最優先事項になるとは限りません。そして、さらに独自開発となった場合、別途エンジニアリソース、開発費用がかかり、結果として、当初の見込みよりはるかに高い運用費を払うことになりかねません。

そして、もうひとつ。いくらAPIが豊富でも、それに対応していないデータソースは存在します。売上データや、POSデータ、そして特にマーケティングでは、TVなどのオフラインデータやチラシのクーポン使用率など、1キャンペーンに多数のデータソースが存在しています。となると、考慮すべきは、こうしたオフラインデータなど、コネクター非対応のデータソースを容易にプラットフォームに取り込めるのか?も大切な見極めポイントになります。

ここで、意外に費用がかかる可能性を見ておくべきです。DatoramaのTotalConnectのようにドラッグ&ドロップ、email添付、クラウド型ストレージからの自動取り込みが揃っているものから、全く一からの構築を必要とするプラットフォームまで様々です。TotalConnectなら事実、API開発期間もコストも不要です。上記の方法で取り込むだけです。

それが一からコネクターを開発・構築となれば、前述したように、開発費用がかさんでくるため、想定年間費用を大きく上回るのは当然です。そして、ベンダー側は決してこうしたことを導入前には言いません。本当は従来型BIと同様、普通にエンジニアを投入しての開発になり、運用開始まで数ヶ月待つことになるでしょう。それでは、スピードの速いマーケティングの世界では、致命的な機会損失になりかねないでしょう。

ここで気をつけるべきは

  • APIが豊富、という言葉に惑わされない。マーケターが必要とするデータを本当に取得できるのか?マーケータが必要とするコネクターが全て揃っているのか、を見極めること。
  • コネクター非対応のデータ取得が容易か。予想外に開発コストに泣かされるのは誰もが避けたいところです。

次回はポイント2、「本当にマーケティングデータ統合ができるのか?」をお届けします。

SaaS型BIツールを導入する前に確認すべき9つのチェックポイント

  1. APIの数に惑わされない
  2. 本当にマーケティングデータ統合ができるのか?
  3. レポート作成業務を自動化してくれる?
  4. 一元管理されたダッシュボードなのか?フィルターなどで期間・地域・キャンペーンごとにデータを俯瞰可能なのか?/ビジネスユーザーが本当に使えるの?
  5. 予実管理可能?
  6. ゴール設定に基づいたアラート送信機能、自動インサイト提供機能はあるのか
  7. 1アカウントで複数のダッシュボード管理が可能?広告代理店なら必須!
  8. マージン設定などマーケティングの具体的なIssueには柔軟か?(広告代理店が使う場合であれば非常に重要)
  9. 隠れた費用の総額は?ライセンス料が全てではありません
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